【日本人向け】アイスブレイクを必ず成功させるためのたった5つの心得

会議やワークショップ、セミナーを始めるとき、どうしても空気が重くなってしまいがち…。そんなときに有効な手段が「アイスブレイク」です。

「アイスブレイク」とは、本来「氷(ice)が溶ける(break)」ことですが、まさに氷のように冷えて固まった心と身体の緊張を解きほぐし、場の雰囲気を和ませることから、このように呼ばれています。

アイスブレイクには様々な種類がありますが、せっかくやるならみんなが楽しく参加できる時間にしたいですよね。
今回は、アイスブレイクを行う際に押さえておくべきポイントを、5つピックアップ(※)してご紹介いたします。

(※編集者註)以下の5つの原則は、慶応義塾大学教授である前野隆司氏が提唱する「幸福の4因子」「モチベーション向上の法則」をもとに考案しております。

楽しく自己表現できる空気をつくること

自己表現には勇気がいる

コミュニケーションに慣れている人からすると、自分の思いや感情を表現することは簡単なことかもしれません。
しかし、普段自分を表現することに慣れていない人からすれば、自分のことを他人に伝えるには勇気が必要であり、リスクも伴います。自分が心を開いても相手が受け入れてくれなかったり、反発されたりして、傷つくかもしれないからです。そういった人たちも安心して自分を表現できるよう、司会進行役の人が自己表現し、受け入れ合える空気をつくることが大切です。空気づくりが上手な人をあらかじめメンバーの内に入れておくのも手段の一つですね。

話し方のコツ

楽しく自己表現してもらうために、以下のような話し方をしてみてはいかがでしょうか。

・「○○さん、発表してくださってありがとうございました(拍手)」
・「今の意見を聞いて、何か感じた人がいたら話してくれませんか?」
・「違う意見をもっている方がいたらぜひ聞かせてくれませんか?」

助け合いを促すこと

人を頼るとは活躍の機会を与えること

仮に司会進行役があるアイスブレイクのルール、やり方を完全に把握していたとしても、それを理解して、うまくできるかどうかは参加者次第です。
進行役の人が、場の空気を感じながら、共に助け合うよう促しましょう。自分がなんとかしなければ、と焦るのではなく、参加者に活躍の機会を与えるという意味でも、アイスブレイクを行う上で、みんなで助け合うことは大切です。

話し方のコツ

助け合える空気づくりをするために、以下のような話し方をしてみてはいかがでしょうか。

・「(うまくできた人に対して)○○さん、上手にやるためのコツなどはありますか?」
・「初めはうまくできなくても当たり前なので安心してくださいね」
・「わからないところがあったらいつでも言ってください」

うまくいかなかったときの対処術をもっておくこと

常に冷静さを忘れない

前述した通り、あるアイスブレイクゲームが必ずしも参加者にとって理解しやすいものであるとは限りません。
指示の順序が不適切で、なかなか理解してもらえないこともあれば、過度に競争心を燃やす人がいて、かえって空気が悪くなることも想定できます。
大切なのは、それらの事態をゼロにしようとすることではなく、マイナスの状態を挽回する術です。あらかじめ、「起こりうる問題」をいくつかピックアップしておき、その対処法を考えておくとよいでしょう。以下にその例と対処法を書いておきましょう。

起こりうる問題と対処術の例

指示が理解されない
→指示の順序や説明が不適切であることが考えれられます。
アイスブレイクを行う前に、進行役の人が自分で理解できているか確認しておきましょう。そして、自分が分かっているからといって早口になりがちな説明はなるべくゆっくり話し、当たり前だと思えることでも繰り返し話しましょう。例:「まず、二人一組になってもらいます。全員、ペアになってくださいね。それでは、組む相手を見つけてください。」
また、必要な指示が多く、口頭での説明が難しい場合は、参加者全員が理解できるよう書いて見せましょう。

過度に競争心を燃やす人がいる
→参加者同士がもともと競争的だったり、ゲームに集中しすぎたりすることで、まれにこういった事態が起こることもありますが、焦らず対処しましょう。
例えば、アイスブレイクの導入時に、「ゲームの目的」やその後の「セミナー内容との関連性」などを話すとよいでしょう。あらかじめ、競争的な雰囲気があるチームであることが分かっている場合は、競争要素が少ないゲームを選びましょう。

参加者が発言しない
→質問の意図が伝わっていなかったり、「間違った答え」を言うことを恐れていたりすると、発言しない人が出てきます。
質問の際はゆっくり話し、答えてもらう前に10秒ほど時間をとってあげるとよいでしょう。また、たとえ突飛な答えだったとしても否定せず、理解の姿勢を示しましょう。

一人だけが発言しすぎる
→一人舞台で迷惑だと思わずに冷静に対処しましょう。当人にとっては、進行役の人に対して協力したいと思っているかもしれません。
話が途切れたところで、周りの人に目を配り、「他の人はどう思いますか」、「では、他の人に次の質問をしてみますね」などと切り出すことで、多くの意見を求めていることを示しましょう。また、特定の人が場の空気を支配してしまうことが予想される場合は、あらかじめ本人に自制するよう伝えるとよいでしょう。

話が別の方向に進み始める
→アイスブレイクをしていると、参加者同士がつい盛り上がって、雑談になってしまうことがあります。笑顔を忘れずに「話を本筋に戻しましょう」などという言葉がけをして、本来の話題に関心を戻しましょう。ただ、アイスブレイクの目的は、場を打ち解けさせることが目的なので、よほど変な方向にいかなければ、そのままスムーズにメインの内容に入ってもよいでしょう。

アイスブレイクの罠にかからないこと

切るべきところで切る

アイスブレイクを行うときに注意したいのが「時間」です。
アイスブレイクの場は、つい長尺になりがちです。うまくいけば雑談が始まったり、進行役自身が「もっと盛り上がるように」と考えて時間を長くとってしまったり、一方でうまくいかなければ「盛り上げないと」という焦りの気持ちから、ダラダラとした時間になってしまいます。しかし、アイスブレイクの時間は長くなればなるほど、場の空気はマンネリ化しやすく、かえって締まりのない空気になってしまいます。アイスブレイクは5分~10分が妥当であることを認識しておきましょう。

話し方のコツ

アイスブレイクの時間を効果的に取るために、以下のような話し方をしてみてはいかがでしょうか。

・「(ゲーム開始前に)今から○○分時間を取るのでみなさんに○○をしていただきたいと思っています」
・「では、みなさんがお互いのことを知れたところで本題に入りましょうか」
・「今度またお時間を頂戴して、ゆっくりお聞かせてもらってもいいでしょうか」

アイスブレイクを行う人がまずリラックスすること

緊張感は話さなくても伝わる

話し手の緊張感というのは、隠そうとしても聞き手に伝わってしまうものです。
進行役の肩がほぐれていないのに、参加者が和やかなムードになるのは難しいですよね。緊張せずに話すには様々な方法や考え方がありますが、アイスブレイクを行う上で重要なのは、そのアイスブレイクがどういうゲームかしっかり理解しているということです。事前にルールや目的、声の掛け方を復習しておけば、堂々と話せるようになるはずです。

どうしても緊張するときは

どうしても緊張してしまうときは、無理に緊張を隠そうとするのではなく、以下のことをしてみてください。きっと、進行役の方だけでなく、参加者の力みや緊張感もほぐれるのがわかると思います。

・椅子や机を取っ払ってみる/床に座ってもらう
・自由に座ってもらう/みんなでレイアウトを変更する
・穏やかな音楽を流す
・飴やお茶を勧める
・身体を動かしてみる/みんなで伸びをする

まとめ

アイスブレイクは必要に応じて活用することが大切です。
場の空気を読んで、アイスブレイクがいらないと判断したらそのまま会議に入るなど、司会進行役の判断でアイスブレイクの要不要を判断することが必要であるといえます。

もし、社員研修の実施についてお悩みのことがありましたら、社員研修を専門とする私共に、お気軽にご相談ください。

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